沖縄県浦添市の浦添城跡(国指定史跡)で、城跡西側の正面入り口近くから長さ約8メートル、高さ約2メートルの石積み城壁が19日までに発掘された。

発掘現場で新たに見つかった高さ2メートルの城壁=浦添市の浦添城跡(同市教委提供)

新たに確認された城壁箇所

発掘現場で新たに見つかった高さ2メートルの城壁=浦添市の浦添城跡(同市教委提供) 新たに確認された城壁箇所

 石積みは14世紀頃のものと推定され、発掘調査を進める市教育委員会は「良好な状態で城壁が残っており、浦添城跡の全容や建造技術などを知る貴重な発見だ。今後の調査にも期待できる」としている。

 今回の調査で、遺構の調査を阻んでいたガジュマルを伐採して発掘を進めたところ、四角い切石を積み重ねた「布積み」と呼ばれる琉球石灰岩の城壁が最大10段の高さで見つかった。

 浦添城跡は沖縄戦後に土木建築資材として石材が持ち出され、城壁がほとんど残っておらず、位置が不明な箇所が多くあった。2014年度の発掘調査で比較的良好な遺構が確認されていたが、ガジュマルの大木に阻まれて城壁の延長の様子は不明だった。

 市教委は28日午前10時と午後2時から、発掘現場の一般見学会を開く。参加無料で、雨天中止。問い合わせは市教委文化課、電話098(876)1234(内線6213)。