「拮抗(きっこう)しているよ」。4選を目指す古謝景春氏の選対幹部がため息をついた。21日夜。南城市長選挙の開票から1時間余り。開くはずの票差が開かない。「負ける要素がない」と話した市議らもやがて声を沈め、会場を沈黙が覆った。  日付が変わった午前0時10分。「皆さんの支援には感謝しています」。