五七五七七、わずか31音の定型と、歌人の福島泰樹さんは半世紀にわたって格闘してきた。それが最近、変化している。「短歌を作っているときの喜びをしみじみと感じる。定型の中で泳ぐ楽しさ、そういうことを思えるようになりました」。変化を映し出した近刊「下谷風煙録」(皓星社)は節目となる第30歌集だ。