沖縄協会(野村一成会長)は25日、地域社会と学術分野の振興に貢献する人材を発掘し、育成することを目指した第39回沖縄研究奨励賞の贈呈式を那覇市内のホテルで開いた。琉球大学大学院准教授のトーマ・クラウディアさん(49)ら3氏に賞状が贈られた。

賞状を手に記念撮影する(左から)トーマ・クラウディアさん夫妻、下地理則さん夫妻、坂下雅一さん夫妻=25日、那覇市・パシフィックホテル沖縄

 自然科学部門で受賞したトーマさんは、沖縄に多い細菌感染症「レプトスピラ症」を研究し、ハザードマップの作製や診断キットの開発に取り組んだ。「研究成果は私1人では得られなかった」と関係者の協力に感謝し、「診断キットの実用化や環境要因の調査を進めていきたい」と抱負を述べた。

 人文科学部門は、琉球語を世界の言語と比較研究した、九州大学大学院准教授の下地理則さん(40)、社会科学部門は「沖縄県民」という概念の成り立ちなどを研究した一橋大学大学院特別研究員の坂下雅一さん(49)に贈られた。