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「辺野古」最大の争点 稲嶺進氏・渡具知武豊氏が激突 名護市長選告示

2018年1月29日 07:51

 【名護市長選取材班】任期満了に伴う2月4日投開票の沖縄県名護市長選が28日告示され、3選を目指す無所属現職の稲嶺進氏(72)=社民、共産、社大、自由、民進推薦、立民支持=と、前市議で無所属新人の渡具知武豊氏(56)=自民、公明、維新推薦=の2氏が立候補を届け出て、一騎打ちが確定した。辺野古新基地建設問題を最大の争点に、7日間の選挙戦がスタートした。

(左から)それぞれの出発式で支持を訴える渡具知武豊氏と稲嶺進氏

(左から)それぞれの出発式で支持を訴える渡具知武豊氏と稲嶺進氏

 両氏とも28日午前、支持者の前で第一声を放ち、市内各地で演説した。

 稲嶺氏は「すべては子どもたちの未来のため。平和で安心、安全な環境をつくるのは大人の責任だ。辺野古に新しい基地を造らせてはならない」と訴えた。

 渡具知氏は「現市政8年間で景気、暮らしは良くなったのか。答えはノーだ。経済が停滞する名護ではいけない。新しい風を吹かそう」と呼び掛けた。

 新基地建設について反対を掲げる稲嶺氏に、「国と県の裁判を注視する」とする渡具知氏が挑む構図で、激戦が見込まれる。稲嶺氏を支えるのは翁長雄志知事ら「オール沖縄」勢力。渡具知氏は基地建設を推進する政府・与党が支援する。

 辺野古新基地建設計画が1996年に浮上し、98年の市長選で争点化してから6回目の選挙。容認派が3回勝利した後、反対派の稲嶺氏が2度当選した。政府が2014年7月に新基地建設事業に着手してから初の市長選で、地元の民意があらためて示される。新基地を巡り県と国が対立する中、秋の知事選の前哨戦にも位置づけられている。

 新基地問題のほか、現在の市政運営、地域経済の活性化、教育・福祉政策の手法も問われる選挙となる。

 市選挙管理委員会によると、27日現在の選挙人名簿登録者数は4万9372人(男性2万4331人、女性2万5041人)。

 市議会議員補欠選挙(欠員1)も28日告示され、2人が立候補を届け出た。

 期日前投票は29日から2月3日まで、市選管で実施される。

<立候補者略歴>

 いなみね・すすむ 1945年7月生まれ。名護市三原出身。琉球大卒。72年に名護市役所入り。総務部長、収入役を歴任。2004年~08年に市教育長を務めた。10年の名護市長選で初当選、14年に再選した。

 とぐち・たけとよ 1961年8月生まれ。名護市許田出身。第一経済大卒。保険代理店経営を経て、98年に名護市議に初当選。自民系会派「礎之会」会長を務めるなど5期続けた。2017年12月に辞職した。

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