沖縄タイムス+プラス ニュース

メキシコのプロレス大好き、那覇で魅力発信 雑貨店「tope(トペ)」10年続けた思い

2018年2月4日 09:05

 ピンク色の壁に色とりどりのマスクや民族衣装、十字架が所狭しと並ぶ。那覇市の公設市場近くにあるメキシコ雑貨店「tope(トペ)」。今年、オープン10年目を迎えた。店主の与儀静香さんは「店を通じて知り合った人との縁を切りたくない」との思いで続けている。(社会部・伊藤和行)

ルチャリブレのマスクや工芸品が並ぶ店内。普段は素顔で接客する与儀静香さんも「顔が新聞に出るといろいろ大変」とマスクをかぶった=那覇市牧志

 オープンは2008年。メキシコのお盆ともいわれる「死者の日」の11月2日、衣料品店や化粧品店が並ぶパラソル通りの一角で始めた。メキシコのプロレス「ルチャリブレ」のマスクや先住民族の刺しゅうが施されたアクセサリーやワンピース、ブリキ細工など、現地で買い付けたり取り寄せたりした雑貨を並べる。

 与儀さんのメキシコとの出会いは名桜大生だった20歳のころ。中南米の歴史を学ぶ現地学習でメキシコの遺跡を訪れ「ロマンを感じた」。6年後、現地の日本語学校に就職し約4年間、首都のメキシコ市に住んだ。

 はまったのがルチャリブレだ。激しい音楽の中、プロレスを見ながら観客が一心不乱に叫ぶ。「治安が悪い」と言われても1人で何度も観戦した。「忙しかった仕事を忘れられた。今でも週3回、ネット配信で中継を見ている」と笑う。

 07年に帰国。「メキシコの市場の雰囲気と似ている」と選んだ店舗は客が5人も入れば身動き取れなくなる狭さ。だがメキシコやプロレス好きの観光客や地元客がふらりと寄ってくれるという。「まだやっているか」と様子を見に来るリピーター、店番を任せ合えるまちぐゎーの仲間たち…。「まさか10年も続けられるとは思っていなかった。見守ってくれる人たちのおかげ。治安が悪いイメージのメキシコだが、他にない魅力を多くの人に知ってもらいたい」と話している。

 店は午前10時ごろ~午後6時ごろ。水曜日定休で不定休もある。23日~3月4日、県内で手作りされたマスクにまつわる雑貨を店に並べる「マスク好きアミーゴ会」を開く。問い合わせは、電話098(862)4000。

ありがとう牧志公設市場 ウェブ写真館
1960年代から現在まで、本紙が取材で撮影した写真を多数掲載しています。心に刻みたい沖縄の風景、こちらからチェックできます。

 
前の記事へ 次の記事へ
沖縄関連、今話題です(外部サイト)
JavaScriptをOnにしてください
注目トピックス
大久保寛司が語る人と経営みらい塾
大久保寛司が語る人と経営みらい塾
お陰様で11周年目を迎えます。 今年も受講生が期待できるテーマを準備して引き続き開催致します。
食の多様性で観光立県 県内の取り組みをご紹介!
食の多様性で観光立県 県内の取り組みをご紹介!
国際観光都市を目指す沖縄。食の多様性への対応が求められています。その最前線を取材!
LINE@公式アカウント紹介企画
LINE@公式アカウント紹介企画
企業や団体の「LINE@」を紹介! 友だち追加でお得な情報やクーポンをゲットしよう!!
しまくとぅば広告
しまくとぅば広告
消滅の危機にある「しまくとぅば」をもっと使おう!
週刊沖縄空手が読み放題
週刊沖縄空手が読み放題
空手発祥の地・沖縄から毎週発信! 電子版で「週刊沖縄空手」が世界のどこでも読めます。
今日もがっつり!運転手メシ
今日もがっつり!運転手メシ
沖縄タイムスの運転手がつづるグルメブログ。「安い」「おいしい」「腹いっぱい」の食堂や総菜屋さんを紹介します。
マンガ家大城さとしが行く!沖縄のじょ~と~企業探訪
マンガ家大城さとしが行く!沖縄のじょ~と~企業探訪
おばあタイムスでおなじみのマンガ家・大城さとしさんが長編マンガで沖縄の企業を紹介するシリーズ企画です。
命ぐすい 耳ぐすい
命ぐすい 耳ぐすい
沖縄県医師会の各分野の医師による医療・健康に関するコラム
アクロス沖縄
アクロス沖縄
東京発 各分野で活躍する情熱県人らを紹介
ワールド通信員ネット
ワールド通信員ネット
世界各国の沖縄県系人の話題を中心に、海外通信員が各地のニュースをお届けします