【粟国】村は1月25日、村離島振興総合センターでハブ対策講習会を開いた。今まで島にいないとされたハブが昨年、初めて見つかったことを受けて開催。講師の県衛生環境研究所の寺田考紀さんの話に住民ら約60人が耳を傾けた。

(資料写真)ハブ

寺田考紀さん

(資料写真)ハブ 寺田考紀さん

 寺田さんはハブ類の駆除対策を研究している。写真や動画でハブの種類や攻撃する様子、かまれて腫れた手足を見せた。村で昨年9〜11月に見つかった3匹については「どれも雌のハブだが、成熟の度合いから見て繁殖能力はない」との見方を示した。

 外来種が新たな生息地で継続的に子孫をつくることに成功する過程を定着といい、今後は定着の有無が焦点となる。寺田さんは「線引きは難しいが卵が見つかるかどうかなど、調査の結果から判断する」と説明した。現在、製糖時期に当たり、農作業の時にかまれることを防ぐため長靴を履くように勧めた。

 対策用の道具や使い方の説明を受けた村職員の當眞毅さん(39)は「ハブはいないはずと気を緩めず、しっかりと対策に取り組みたい」と話した。(伊良皆光代通信員)