具志堅用高さん(62)が沖縄で負け、県民が抱いた37年前の喪失感を弟子の拳が打ち砕いた。4日、ボクシングWBC世界フライ級王者の比嘉大吾選手(22)は1回2分32秒、沖縄の地で挑戦者を沈めた▼パンチの質はボクサーごとに異なるが、比嘉選手のはとにかく硬い。野木丈司トレーナーは「砲丸で殴られる感じ。