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運動場に55日ぶり歓声 普天間第二小で再開 「本当にいいのか」不安も

2018年2月7日 08:03

 【宜野湾】米軍普天間飛行場所属のCH53E大型輸送ヘリから窓が落下した宜野湾市の普天間第二小学校(喜屋武悦子校長)は6日、運動場で体育の授業を行い、中止していた運動場利用を再開した。事故から55日ぶりに、運動場で児童のにぎやかな声が響いた。一方、保護者には「本当にいいのか」と不安視する声が残り、喜ぶ子どもとのはざまで複雑な思いに揺れた。

55日ぶりに使用が再開された運動場でサッカーをする子どもたち=6日午前、宜野湾市・普天間第二小学校

 この日は6年生1クラスが2時間目に体育の授業を実施。持久走やサッカーで元気に体を動かした。並行して2年生が米軍機の接近など危険を想定し、運動場から避難する訓練をした。

 昨年12月の事故を受け、学校やPTAは屋根やシェルターといった避難用工作物の設置など6項目を沖縄防衛局に要望。避難訓練も行うなど不安の解消に取り組んでいる。米軍機が上空を飛ばない確約が得られない中、児童のストレスや学習権の保障などを考慮し「苦渋の決断」(喜屋武校長)で使用再開を決めた。

 喜屋武校長は「授業を中断することなく活動できて良かった。引き続き、本校の上空を飛ばないことを願っている」とコメントした。

 一方、児童2人が通う母親(37)は体育を休ませようかと悩むとし「何かあったら後悔する。だけど、楽しみにしている子どもを見ると止めていいのか。どうしたらいいのか分からない」とこぼした。

 6年生の母親(46)は「再開はまだ早い気がする。今の取り組みは安全面の確保にならない。でも、このまま使わないのも良くない。難しい」と率直に話した。

 同校は当面、体育の授業で運動場を使用し、休憩時間の利用は避難訓練のみとする。全面再開は13日の見通し。

55日ぶりに使用が再開された運動場でサッカーをする子どもたち=6日午前10時すぎ、宜野湾市・普天間第二小学校

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