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国策に翻弄された20年「本当に心が痛い」 稲嶺氏、名護市長を退任

2018年2月8日 07:53

 沖縄県名護市長選で落選した現職の稲嶺進氏が7日、退任した。職員や支持者500人以上を前に最後のあいさつに臨み、辺野古新基地建設問題について「20年にわたって分断と対立、国策という名の下で市民は翻弄(ほんろう)されてきた。いつまで続くのだろう、と本当に心が痛い」と語った。

退任式を終え、職員の花道を通る稲嶺進氏=7日、名護市役所

 8日には渡具知武豊氏が新市長に就任する。稲嶺氏は「公約として掲げた海兵隊の県外、国外移転を日米両政府に強く求めてほしい」と望んだ。

 また、手が届かない所にあるブドウをキツネがどうせ酸っぱいと思い込むイソップ寓話(ぐうわ)を引用。「自分の意思や外からの圧力で現実に対する認識をねじ曲げ、行動を正当化する。心したいものだと思う」と、目標を高く持ち続けることを説いた。

 この日も朝から自宅近くで小学生の登校を見守る日課の交通安全指導を実施。節目にいつも身に着ける故岸本建男元市長の形見のネクタイで退任式に出席した。職員と市民ら多数から「ありがとう」などの言葉と花束を受け取った。

 山里将雄副市長、座間味法子教育長も辞表を出し7日付で退任、空席となった。

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