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身障者の利用考え「涼感塗装」 那覇の小学生、商業施設の駐車場でペンキ塗り

2018年2月25日 06:25

 誰もが暮らしやすい社会を小学生に考えてもらおうと、障がい者用駐車スペースのペンキ塗りが20日、那覇市のコープ首里で開かれた。共生社会の実現を目指す県事業「ココロつながるプロジェクト」の一環。車いす利用者から車の乗り降りの苦労を聞いた小学生は、青色の塗料で車1台分の範囲を塗り「障がいのある人やお年寄りがいつでも利用できるよう、運転手に呼び掛けたい」と笑顔を浮かべた。

太陽光を反射する特殊塗料で障がい者専用駐車スペースを塗る城東小の子どもたち=20日、那覇市首里汀良町・コープ首里

 コープ首里の駐車場には城東小6年の11人が招かれ、初めてのペンキ塗りに挑戦。塗料は、NPO法人バリアフリーネットワーク会議(沖縄市)などが昨年開発した、温度の上昇を抑える「涼感塗装」が使用された。

 車いすを使う喜納翼さん(27)は、車の乗降時に車いすを出し入れする広さが必要と語り「健常者より地面が近く、アスファルトの熱を受けて疲れる。温度が上がらない塗装は障がい者に優しい」と説明した。

 小学生はペイントローラーに塗料を付け、横一列になって重ね塗りを繰り返した。儀間美結さん(12)は以前、骨折した祖母と大型スーパーに行ったときに障がい者用駐車スペースを利用した。「特別な気分だったけど、一般の人が使ったら困る人が出る。正しく使おうと周りにも伝えたい」と力を込めた。

 バリアフリーネットワーク会議が昨年10月、那覇市内の大型商業施設で障がい者用駐車場の利用状況を調べたところ、42%が健常者の利用だった。同会議の下地隆之さんは「止めちゃおう、と考えても子どもから注意されれば思いとどまる。モラル向上の取り組みと、利便性が上がる塗料のアピールで暮らしやすい沖縄を目指したい」と語った。

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