県内有望牛選抜大闘牛大会(主催・宜野湾闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が3月4日午後1時から、うるま市石川多目的ドームで行われる。宜野湾主催は昨年6月以来となるが、自組合から4頭、県内各地の組合から選抜した16頭、計20頭による10取り組みが予定されている。注目は昨年11月に沖縄全島一の座に就き、「最強牛」となった邁進龍だろう。今回はノンタイトル戦ながらどんな戦いを披露するのか、大いに注目したい。入場料は大人3千円(女性2千円)、中高生は千円で小学生以下は無料。

沖縄、徳之島で三冠を制した邁進龍。無傷の6連勝なるか

怒濤(どとう)の押し込みがさく裂するか。体重1200キロの超大型牛、二刀琉

県内有望牛選抜大闘牛大会 取組表

沖縄、徳之島で三冠を制した邁進龍。無傷の6連勝なるか 怒濤(どとう)の押し込みがさく裂するか。体重1200キロの超大型牛、二刀琉 県内有望牛選抜大闘牛大会 取組表

【結びの一番】邁進龍対二刀琉

 新チャンピオン邁進龍は徳之島でデビュー。デビュー前から大物の呼び声高く、初場所(2015年1月)でいきなり中量級王座(当時の王座はダイキ花形)を奪取し、闘牛通をうならせた。タイトル返上後、無差別級の「全島一」を獲得し、二階級制覇を達成(16年5月)。初防衛戦で、こちらも前評判が高かった巨漢湾屋川海道と大激戦を繰り広げて勝利し、邁進龍の株を大いに上げた一番となった。

 直後に沖縄に移籍し、昨秋の全島で同じく元徳之島チャンピオン天龍との頂上決戦を制した。沖縄での2勝を含めここまで5戦(全勝)しかしていないが、そのうち4戦のタイトルマッチをことごとく成功させ、まさにタイトルフォルダーの感。戦歴面から前途洋々のイメージが膨らんでいるが、今回は5月春全島の防衛戦に向けての試運転といきたいところだろう。

 二刀琉は旧名が有心龍(16年11月初場所)。闘牛界屈指の巨体(1200キロ)を誇り、注目を集めたが、1勝1敗のあと徳之島に移籍した。17年3月徳之島で1勝(相手は赤大将)し、再び沖縄へ。同年6月の徳之島・沖縄親善闘牛で新力號に快勝し、秋の全島に進出したが、神風ガン太に敗れている。内容は優勢だっただけに首をかしげる敗戦だった。今回は背水の陣となるが、相手は最強牛、乾坤一擲(けんこんいってき)の大勝負を挑むしかないだろう。

【セミファイナル】有心蓮勝龍対隆俊タイガー 

 6戦全勝の有心蓮勝龍(15年3月初場所)が8カ月ぶりに出場する。タイトルを狙える期待の一頭として注目されているが、7戦目となる今回、“戦力増大”を印象付ける戦いを見せてくれるかどうか、興味津々だ。

 隆俊タイガーは旧名が渡具知トラムクー(14年6月デビュー)で通算10勝4敗の戦績を上げている。地力が安定しており、現在2連勝で調子は上向きだ。これまでの戦歴から意外性も持っており、話題の有望牛相手といえども番狂わせは十分に期待できる。

【その他】

 今大会はほかにも話題牛がおり、3番戦の天蛇嵐シャンシャン(1勝)はここを勝って一気に花形牛の仲間入りを狙う。4番戦の(株)全勝工業王冠は前徳之島中量級チャンピオンで沖縄に凱旋(がいせん)復帰となる。封切戦は元沖縄中量級チャンピオン辺土名牛志の復活戦。(又吉利一通信員)