母子世帯の母親(シングルマザー)の就業を支援するため、琉球大学は4月から、2人程度をフルタイムの非常勤職員として雇う試みを始める。5年間の有期雇用で、賞与や種々の手当があり、職員宿舎への入居もできる。総務・財務担当の福治友英副理事長は「シングルマザーの就労を支援することで、子どもの教育格差の改善や貧困の連鎖を断ち切ることにつながれば」と語った。

(資料写真)琉球大学

 就労支援の財源として、新たに「結転生(ゆいまーる)基金」を創設し、一般から広く寄付を募る。基金が十分に集まれば、父子世帯の父親なども含め、支援拡大を目指す。

 現在、具体的な職種としては、付属病院の医療支援スタッフなどを想定している。初年度は県母子寡婦福祉連合会から推薦された人から選ぶ予定だが、将来的には公募などを検討する。

 雇用期間内に資格取得を促すほか、勤務成績次第では正規職員として雇用することもあるという。支度金5万円も用意する。

 琉大は同制度の安定的な運用のため、基金への寄付を呼び掛けている。問い合わせは基金室、電話098(895)9013。