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オール沖縄「崩壊の始まり」と指摘も 保革越えた象徴・呉屋氏辞任

2018年3月2日 15:00

9秒でまるわかり!

  • 呉屋守將氏のオール沖縄会議共同代表辞任に知事周辺は頭を抱える
  • 県政与党幹部「他の基地問題にも関わり、革新色が強まっている」
  • 自民「かつての革新共闘と同じ。オール沖縄の崩壊が始まった」

 沖縄県名護市辺野古の新基地建設に反対する「オール沖縄会議」で、保守革新を越えた組織の象徴的人物である金秀グループの呉屋守將会長が共同代表を辞任する意向を示したことで、県や県政与党からは「組織の影響力が弱まる」などの声が相次いだ。県政野党の自民は「『オール沖縄』の崩壊が始まった」と指摘するなど波紋が広がっている。

(資料写真)名護市長選で渡具知氏当確のテレビ速報が流れた瞬間、驚いて画面に見入る(右から)稲嶺進氏、翁長雄志知事、呉屋守將氏ら=2月4日、名護市大中の選挙事務所

 呉屋氏は2月4日の名護市長選で支援した前市長が敗れて5日後の9日、「オール沖縄会議」に共同代表の辞表を提出。呉屋氏以外の共同代表は呉屋氏を慰留し、27日には金秀幹部と会合を持ち顧問として組織に残るように打診したが、呉屋氏は固辞した。

 呉屋氏は名護市長選での敗北や県民投票を巡る同会議内での意見の違いに加え、強みであるはずの保革を越えた組織という特色が薄まってきたことも問題視。「会議を構成する組織が右か左かがアバウトになっている。本来は革新、保守、経済がそれぞれの立場をはっきりしつつ活動するべきだ」として中道・リベラルの立場で独自の取り組みを進める考えを示している。

 県政与党の幹部も「辺野古でつながるはずの組織だがそれ以外の基地問題にも関わり、革新色が強まりつつある」と懸念を示す。

 知事周辺は「オール沖縄」を象徴する1人の辞任に「共同代表を辞めても外から知事を支援するというが、限界もある。政治的状況はかなり厳しくなる」と頭を抱える。

 自民幹部は「呉屋氏がいなくなればかつての革新共闘と同じだ。弱体化は必至で、『オール沖縄』の崩壊が始まった」と指摘した。

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