沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」は、戦争犠牲者の遺骨を遺族に戻すDNA鑑定の対象拡大を国に要請するため、「沖縄戦身元不明孤児」と「海外戦没者」の関係者に協力を求めている。具志堅隆松代表が1日に沖縄県庁で記者会見し、「沖縄戦の孤児や海外犠牲者に国は責任を果たしていない。遺骨を家族に戻すため、説明会に来てほしい」と呼び掛けた。

 「沖縄戦および海外戦没者のDNA鑑定集団申請説明会」は16日午後2時から、南風原町喜屋武の南風原文化センターで開かれる。

 具志堅代表はDNA鑑定の申請で、戦争孤児の身元解明につながる可能性があると強調。孤児本人や家族に加え、きょうだいが孤児となった可能性がある離散家族も対象にし、親族の引き合わせも想定する。

 また、アジア太平洋地域で家族を亡くした遺族から問い合わせが寄せられたことから、海外の遺骨収集事業を進め、申請者のDNAと照合させることを厚生労働省に求める。

 戦争孤児の関係者には「孤児だったことを知られたくない」という人も多いことから、匿名での相談も受け付ける。

 問い合わせはガマフヤー、電話090(3796)3132。