沖縄空手

沖縄空手会館1年:外国人の修業受け入れを強化 東京五輪盛り上げも

2018年3月4日 15:01

 1周年を迎えた沖縄空手会館(豊見城市)。沖縄県は今年8月に空手会館などで「第1回沖縄空手国際大会」の開催や2017年度に策定した沖縄空手振興ビジョンを推し進めるためのロードマップ作りに着手し、沖縄空手のさらなる継承発展に取り組む。施策の中心を担う県空手振興課の山川哲男課長に感想などを聞いた。(聞き手=社会部・西里大輝)

昨年8月に開催された第5回沖縄空手国際セミナー=豊見城市・沖縄空手会館

沖縄空手会館の活用や課題などについて語る山川哲男課長=県庁

昨年8月に開催された第5回沖縄空手国際セミナー=豊見城市・沖縄空手会館 沖縄空手会館の活用や課題などについて語る山川哲男課長=県庁

 -1周年を迎えた。

 「県としては09年以来、久しく開催されていなかった国際大会を空手会館の供用開始に花を添える意味で約2年間かけて積み上げ、この8月に開幕する。かつて分裂した沖縄空手界が空手会館と国際大会に向けて一枚岩となっている。お互いの多様性を認め合いながら、世界に向けて今の沖縄空手の姿を自信を持ってアピールしていくのは大変素晴らしいと思う」

 -会館の空手界の満足度は。

 「町道場の先生方の意見からも満足度は高い。今後は会館の中に設置した沖縄空手案内センターと意見調整しながら、利用者や案内センターを通して町道場へ紹介した海外空手家らの調査を18年度はアンケートの設計、実施方法を含めて検討していく」

 -課題は。

 「会館を含めた受け入れ態勢。沖縄での修行を望む海外空手家は結構いると思うが、統計では5~6千人ぐらいで止まっている。町道場とをつなぐ作業が十分ではないとみている。案内センターの機能をさらに活性化させ、町道場へつなげる数を増やし、アンケートを取るなどして問題点を探る。また、今沖縄の空手界の第一線で活躍している指導者の方々が体を動かせるうちに、次世代に技を継承し、型に秘められた技の用い方を実際に体現できる指導者を育成もしていかないといけない。道場の後継者の育成も同様で両方一緒にやっていく」

 -産業的な取り組みは。

 「空手会館のショップの拡大や同会館でしか購入できないグッズの製作を考えている。県内の小売店と連携し、低廉な価格から高価な物まで空手に特化した幅広いグッズを作り、置いてもらう。その売上金が何らかの形で空手界の振興発展につながるような循環の仕組みを18年度に策定する沖縄空手振興ビジョンロードマップの中で議論する」

 -今後の空手会館の活用や展望など。

 「前年度から始めている流派研究事業がある。その取り組みを5年かけて行い、学術研究を深め、研究成果を展示資料室の企画展示コーナーなどで紹介し、国内外の人に沖縄の空手の魅力を発信していく」

 「東京五輪も2年後に控えている。優秀な成績を目指して頑張っている県選出の選手もいるので、いかに盛り上げていけるかを空手界と連携し、考えていきたい。同時に競技の第一線でやってきた人たちに伝統空手の奥深さ、価値観も伝えていく」

 「修学旅行のルートに空手会館を組み込むアプローチや県内の子どもたちの遠足の場所となり空手に触れてもらう営業も行う。空手会館は学びを含めた行楽の場として適している。まずは空手会館に来てもらうという活動に力を入れる」

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