自分の誕生日が来るたびに、ああ、定年まであと二年、あと一年などと感慨深かった。ある日、センター長と今後について話をしていると、内線電話が鳴った。受話器を取ると、「病院からお電話です」 という。えっ? と首をかしげながら電話に出ると、実家の周辺でいちばん大きな病院からだった。