沖縄タイムス+プラス ニュース

米軍司令官「事故と認識してない」 F15部品落下 沖縄県の抗議に明言

2018年3月17日 10:15

 米空軍嘉手納基地所属のF15戦闘機の部品落下事故について、第18任務支援群司令官のポール・オルダム大佐が16日、同基地へ抗議に訪れた沖縄県の謝花喜一郎知事公室長に対し、「われわれは事故とは認識していない」と明言していたことが分かった。謝花氏によると、人的被害がなかったことなどを理由に挙げ、謝罪もなかった。

F15戦闘機からの部品落下を米軍に抗議した後、「米軍は事故と認識していない。そこを変えない限り、こういうことが繰り返される」と話す謝花喜一郎知事公室長=16日午後5時20分ごろ、沖縄市・嘉手納基地第2ゲート前

(資料写真)嘉手納基地を離陸するF15戦闘機

F15戦闘機からの部品落下を米軍に抗議した後、「米軍は事故と認識していない。そこを変えない限り、こういうことが繰り返される」と話す謝花喜一郎知事公室長=16日午後5時20分ごろ、沖縄市・嘉手納基地第2ゲート前 (資料写真)嘉手納基地を離陸するF15戦闘機

 謝花氏は抗議後、報道陣に「県民の思いとのギャップがある。ここを変えない限り、事故は繰り返される」と述べ、日米両政府に米軍の認識を変えるよう訴える考えを示した。

 県は落下事故の発覚直後に嘉手納基地の責任者に県庁を訪れるよう申し入れたが、米軍側は応じなかった。このため謝花氏が16日、同基地に足を運んで部品落下事故への抗議と騒音激化の改善を求めた。

 謝花氏によると、オルダム大佐は部品落下には「安全点検を徹底する」と繰り返したものの謝罪はなし。落下場所や通報遅れの理由など質問が詳細に及ぶと「日本政府として照会してほしい」と述べ、この場での説明を避けたという。

 事故発生時に在沖米軍が沖縄防衛局に連絡する「地元ルート」が機能しなかったことへの言及もなく、騒音被害軽減の要請には「しっかり対応したい」と答えたものの具体的な改善策を示さなかった。

 謝花公室長は事故と認めない米軍の姿勢が、通報遅れなどの背景にあると指摘。「このギャップを埋めないと彼らが言う良き隣人にはなり得ない」と批判した。

あわせて読みたい

関連リンク

沖縄タイムス+プラス ニュースのバックナンバー

沖縄関連、今話題です(外部サイト)

JavaScriptをOnにしてください

アクセスランキング

ニュース 解説・コラム
24時間 1週間

沖縄タイムスのお得な情報をゲット!

友だち追加
LINE@

沖縄タイムスのおすすめ記事をお届け!

友だち追加
LINE NEWS