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沖縄空手をVRで再現 上地流・新城範士の型を指先の動き、床の音まで精巧に

2018年4月1日 05:00

 沖縄県が伝統の沖縄空手の「型」を最新のVR(仮想現実)技術で再現し、その迫力や「空手発祥の地・沖縄」のブランドを県外、海外へ発信する事業を進めている。上地流の新城清秀範士九段をモデルに、3DCG(3次元のコンピューターグラフィックス)で精巧なアニメーションを制作。位置情報を組み込み、専用ゴーグルからあらゆる角度で見ることを可能にした。

VRゴーグルで見られる空手の「型」のイメージ

 県の「2017年度沖縄空手広報事業」で沖縄セルラー電話と、高度な映像制作を手掛けるIMAGICAウェスト(大阪市)の共同企業体に委託し、29日までに完成品が納品された。

 沖縄空手の迫力を伝えようと、大柄な新城氏をモデルに採用。京都府内にある専用の撮影スタジオで新城氏の全身を撮影し、制作に必要な素材を準備。その後、沖縄市の「CGCGスタジオ」で、新城氏が披露する上地流の「三十六(サンセーリュー)」の型をコンピューターに取り込んだ。

 指先の細かい動きまで忠実に再現したほか、豊見城市の沖縄空手会館の特別道場で「型」の動きに合わせて出る床板の音まで収録した。また特殊なセンサーで位置情報を読み込み、CGの新城氏に近づいたり、あらゆる角度から「型」を見たりできるようにした。

 県は海外への指導者派遣事業のほか、国内での物産展などで体験コーナーを設けて、沖縄空手の迫力を体験してもらうことを想定。「空手発祥の地」のブランドを発信し、県内誘客にもつなげたい考えだ。

 また高い再現性から、記録保存のツールとしても注目。同技術を使い、空手界の重鎮らの記録を継承していくことも検討している。(政経部・島袋晋作)

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