大弦小弦

[大弦小弦]カメラマン駆け出しのころ先輩から「高校野球の華は…

2018年4月5日 08:12

 カメラマン駆け出しのころ先輩から「高校野球の華はアウトかセーフかを分けるクロスプレー」と教わった。20年近く取材を続け、際どい1点の攻防が勝敗を決する場面を何度も見た。甲子園を制した興南や沖尚など強いチームは例外なく走塁、スライディングがうまかった

▼最近、県大会のクロスプレーが減ったと感じる。本塁突入できそうな二塁走者がアウトカウントや次打者の打力にかかわらず三塁に止まったり、野手の本塁返球がそれたりするケースが目立つ。攻守の好プレーがかみ合わないと、いい写真にならない

▼3日の春季大会決勝、未来沖縄が仕掛けたダブルスチールは見応えがあった。2死一、三塁、投球から遅れて一塁走者が走り出すと、捕手の二塁送球は高めの軌道を描いた。投手がカットできないのを確認して三塁走者が本塁に突入、決勝点を挙げた

▼打順は下位、相手捕手は経験浅めの2年生。仕掛ける条件は整っていた。奇策でもギャンブルでもなく、周到に準備された「1点もぎ取る」プレーだった

▼新風を吹かせた創部4年目のチーム。神山昂監督はかつて那覇商を率いて甲子園で強豪横浜を破った名将。機動力重視のチームの台頭が全体の底上げにつながってほしい

▼夏の甲子園は100回目の記念大会。県代表を懸けたスリリングな一瞬を待ち望んでいる。(田嶋正雄)

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