沖縄戦に巻き込まれ、多くの犠牲者が出た師範学校、中学校、高等女学校など県内の21校の元学徒たちによる「元全学徒の会」が18日に結成される。5日、那覇市内で準備委員会があり、平和祈念公園内の「全学徒隊の碑」の脇に、学校別の戦没者数を記した説明板を設けるよう月内に県に求めることを確認した。

(資料写真)平和祈念公園内の「全学徒隊の碑」

 碑は2017年に建立。県によると、はっきりした数が確認できず、犠牲者数は刻まれなかった。元学徒たちは人数を記すことで悲惨さを伝えたい、と会の結成を目指し、碑の建立1周年の3月14日には平和集会も開いた。共同代表に就く元県立一中(現・首里高)学徒の與座章健さん(89)は委員会で「沖縄戦の実態を伝えることが生き残った私たちの使命」と語った。準備委は、ひめゆり平和祈念資料館がまとめた数などを基に、学徒隊以外も含め計約2千人が亡くなったとしている。

 結成大会は18日午後2時から那覇市首里金城町の養秀会館で。21校のうち、県立工業学校(現・沖縄工業高)の元学徒とは接触できておらず、準備委は賛同者を探している。問い合わせは養秀同窓会事務局、電話098(885)6437。