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普天間飛行場デマ:米海兵隊司令官の無理解に怒り 宜野湾郷友会長「諦めず発信する」

2018年5月13日 06:52

 2日に米海兵隊トップのネラー司令官が「普天間飛行場の建設時の写真を見ると、数キロ内に人は住んでいなかった」などと発言した。2010年には元在沖米国総領事のケビン・メア氏、15年には作家の百田尚樹氏と、「デマ発言」が繰り返されて、史実や事実が覆い隠されていく。地元はどう受け止めているのか。沖縄県宜野湾市の字宜野湾郷友会の松本幸清会長(70)に発言に対する思いを聞いた。(聞き手=中部報道部・勝浦大輔)

現在は普天間飛行場となっている字宜野湾の旧集落図を指して説明する字宜野湾郷友会の松本会長=11日、宜野湾郷友会館

 ネラー司令官の発言を知って「またか」と怒りがこみ上げた。海兵隊を沖縄に置きながら、最低限の勉強もしておらず、無責任すぎる。こんな歴史認識で、新兵の教育などをしていると思うと許せない。

 戦前の字宜野湾には約250戸、1100人が住んでいた。素晴らしい集落、国の天然記念物に指定された並松街道があった。米兵が飛行場建設のために電動のこぎりで松を切る様子や集落を壊した後の更地など、フィルムや写真にしっかりと残っている。住民の喪失感は果てしないものだったと思う。

 米軍の許可を得て、8月には飛行場内の湧き水・産泉(ウフガー)の清掃をする。ここで洗濯をしたり水浴びをしたりした話を聞く。確かな人々の営みがそこにあった。

 こういった、事実ではない発言が繰り返されてしまうのは、私たちの発信不足もあるだろうが、できることは限られている。日米両政府が沖縄の歴史に向き合っていないとも思う。米国と戦争をしたことすら知らない世代が育ってきている。教科書には沖縄戦の記述は少ない。しっかりと教えることは不都合なのだろう。

 字宜野湾の私たちが事実を伝えていかなければならないのはもちろんだが、市民、県民それぞれがしっかりと事実を理解し、発信していく必要があるのではないか。少しでも多くの人に伝わるよう諦めず、コツコツとやっていくしない。

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