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女の子にも日本一のチャンスを 国技館での小学生わんぱく相撲出場、沖縄から要望へ

2018年5月13日 09:33

 女の子にもわんぱく相撲日本一のチャンスを-。浦添市教育委員会が近く、小学生男子に出場を限るわんぱく相撲全国大会に、女子も出られるよう地区大会の運営団体を通し主催者側に要望する。大会が「女人禁制」の両国国技館の土俵で行われ、市教委後援の沖縄地区大会で女子が優勝しても出場できないため。市教委は「ジェンダーフリーを発信し、改めて考えるきっかけになれば」と期待する。大相撲の土俵問題に、沖縄から一石を投じる。

男の子と女の子が同じ土俵で真剣勝負するわんぱく相撲浦添大会=2013年6月

 30年続く浦添のわんぱく相撲。男子も女子も土俵に上がる地域の名物行事だ。だが、女子は優勝しても国技館での全国大会出場は男子限定。昨年、那覇市での地区大会では女子が優勝したが、全国大会へは進めなかった。

 わんぱく相撲全国大会の県内地区大会は今年、浦添大会に一本化。6月に沖縄ブロック浦添全島大会として開かれる。

 浦添市教委は同大会を後援。文化スポーツ振興課の玉城尚課長は「女子児童が勝ち進んだらどうフォローするか。把握していないというのが事実」と話す。市の男女共同参画行動計画「てだこ女男(ひと)プラン」は「固定的性別役割意識にとらわれない教育環境づくり」をうたう。女子に全国への道が閉ざされることに説明が付かないと認める。

 市教委は浦添大会を主催する浦添青年会議所(JC)に、女子の全国大会出場の要望を上部団体に伝えるよう求める。玉城課長は「一自治体の問題ではなく、酌んでもらえるか分からない。過渡期の今、発信することが大切」とする。

 浦添JCは「女子が優勝しても『全国は諦めてね』と言わざるを得ない。夢を奪うことにならないか」と苦しい胸中を明かす。

 女子も男子も参加できる全国大会はできないのか。主催の東京JCは相撲協会と共催のため国技館の使用料は無料となる。「会場変更の経済的余力はない。男子が国技館で相撲を取る機会を奪うことにもなる。現状維持で苦しいところ」。日本相撲協会は、取材に「何も申し上げられない」とした。(特報・下地由実子、浦添西原担当・伊禮由紀子)

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