沖縄タイムス+プラス ニュース

辺野古「県民投票」署名集め開始 9月実施目指す

2018年5月24日 07:42

 名護市辺野古の新基地建設に伴う埋め立て工事の賛否を問う県民投票の実施を目指す「『辺野古』県民投票の会」(元山仁士郎代表)は23日、那覇市の沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハでキックオフ集会を開き、正式に署名活動を開始した。集会には学生から高齢者まで約200人が参加。互いに手を取り合って「話そう基地のこと、決めよう沖縄の未来」と、実現への決意を新たにした。

署名を呼び掛ける「辺野古」県民投票の会メンバー=23日、那覇市のおもろまち駅付近

 この日、同会に県から請求代表者証明書を交付され、那覇市内の街頭で、県民投票条例の制定を翁長雄志知事に直接請求するための署名を呼び掛けた。

 集会では、元山代表が「多くの苦労もあったが、ようやく始められる」とあいさつ。県民投票を通して世代や島々を超えた対話の広がりに期待し、「基地問題だけではなく、それぞれが持っている問題意識を共有し、話し合ってほしい」と訴えた。

 同会顧問を務める金秀グループの呉屋守將会長は、沖縄に米軍基地を押し付ける現状は「私たちが求める沖縄の姿とは相いれない。145万人のウチナーンチュが子や孫のためにも声を上げ、頑張っていこう」と呼び掛けた。投票結果については「尊重する」とした。

 投票に向けては今後2カ月で有権者数の50分の1、約2万4千筆以上の署名が必要となる。署名提出を受け、知事が条例案を県議会に提案し、可決されれば制定される。同会は9月の県民投票実施を目指す。投票結果に法的拘束力はない。

市民、思いさまざま

 大学生や経済関係者らでつくる「『辺野古』県民投票の会」は23日、那覇市のおもろまち駅前やサンエー那覇メインプレイス前で、県民投票を行うための署名活動をスタートさせた。

 買い物帰りに署名した那覇市の主婦、仲嶺勝子さん(71)は「辺野古に新基地を造ってほしくない。県民投票で、みんなの思いも知りたい」と話した。岸本セツ子さん(80)=同=は「子や孫のため、私たち戦争体験者が頑張らないといけない。県民投票をして、翁長雄志知事を後押ししたい」と署名した。

 同会広報部長の平井裕渉さん(23)=豊見城市=は「県民投票は、県民みんなが当事者意識を持って、基地について議論するきっかけにしたい」と呼び掛けた。

 一方で、メインプレイス前で客待ちしていたタクシー乗務員の男性(62)=那覇市=は「政府が新基地建設を強行する中で、県民投票をやっても意味がない。諦めている人もいるのでは」と淡々と語った。

 同日、辺野古のゲート前で抗議活動に参加していた那覇市の渡口正三さん(60)は「民意を無視する政府に、法的拘束力のない県民投票の結果が響くだろうか。まずは知事の承認撤回を後押しするべきではないか」と話した。

これってホント!? 誤解だらけの沖縄基地
沖縄タイムス社編集局編
高文研
売り上げランキング: 24,236

あわせて読みたい

関連リンク

沖縄タイムス+プラス ニュースのバックナンバー

沖縄関連、今話題です(外部サイト)

JavaScriptをOnにしてください

アクセスランキング

ニュース 解説・コラム

沖縄タイムスのお得な情報をゲット!

友だち追加
LINE@

沖縄タイムスのおすすめ記事をお届け!

友だち追加
LINE NEWS