那覇市のタイムスビルで開かれている沖縄タイムス創刊70周年記念写真展「カラーでもっとあんやたん AIで振り返る戦後沖縄の風景」に26日、1958年夏の全国高校野球選手権大会に沖縄勢で初出場した首里高校の元主将、仲宗根弘さん(78)が来場した。甲子園球場で選手宣誓したモノクロ写真がカラーになった。

沖縄勢初の甲子園出場を果たした首里高の主将だった仲宗根弘さん。選手宣誓の写真(大判)を持ち込みカラー化した=26日、那覇市久茂地・タイムスビル

 自らの顔色が白黒から肌色に変化した写真を手に仲宗根さんは「若いねー。球児の憧れの場所に行けた私は幸せ。写真を見ると思い出しますね」と喜んだ。

 同展では、先着100人に限りモノクロ写真を有料でカラー化している。仲宗根さんは、球場でのナインの集合写真など自宅に飾っていた3点を持ち込んだ。

 一緒に来場した長女の前川三奈さん(43)は「カラー写真になることで、若い世代は写真の出来事を身近に感じられるはず。父の歴史を子に伝えることができる」と話した。同展は27日午後6時まで。入場無料。きょうトーク催し

 最終日の27日午後2時からタイムスビル2階ギャラリーでトークイベントがある。入場無料。

 登壇者は写真家の大城弘明・元沖縄タイムス写真部長、写真論が専門の土屋誠一県立芸術大准教授、沖縄タイムス社デジタル部の與那覇里子記者。

 AI(人工知能)によって色付けされた写真に写る当時の出来事やカラー化写真の効用などについて議論を交わす。