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辺野古8月に土砂投入 サンゴ保全策で遅れ 政府、県に通知へ

2018年6月8日 06:35

 沖縄県名護市辺野古の新基地建設を巡り、政府は7日までに、8月に海域の一部を埋め立てる土砂を投入する調整に入った。希少サンゴの保全策を巡り当初予定から1カ月ずれ込んだ。沖縄防衛局は県赤土等流出防止条例に基づき、環境対策や埋め立て期日を明記した通知書を近く県に提出する。埋め立ては8月中旬の案がある一方、9月9日の名護市議選への影響を軽減するため、8月上旬に投入することで選挙までの一定の冷却期間を設ける可能性もある。

埋め立てに向けた手続きが進む区域

土砂投入に向け想定される流れ

埋め立てに向けた手続きが進む区域 土砂投入に向け想定される流れ

 埋め立てられるのは、防衛局が辺野古側で護岸の整備を進める「埋め立て区域②―1」で面積は約7ヘクタール。海域を囲う護岸は「N3」と「N5」が完成し、現在工事中の「K4」が7月中に完成する見通しとなっている。

 県の赤土等流出防止条例は埋め立てを含めた一定の規模の工事を国が行う際、事業内容や環境対策を事前に通知するよう定めている。防衛局は5月29日に通知前の形式審査の書類を県に提出。審査は一般的に1~2週間かかるとされる。

 県は7日までに書類内容について複数の質問を防衛局に問い合わせ、防衛局はすでに回答したが、県は7日現在で審査は終了していないとの認識を示している。

 条例は民間工事の場合に業者の「届け出」を県が45日以内で審査する。国の場合は「通知」のため、審査結果を待たず工事に着手が可能だが、通例では審査期間の45日を待って事業に着手するという。

 辺野古埋め立ても同様に45日間の審査を待って土砂の投入に踏み切るとみられる。防衛局が6月中旬に通知書を提出した場合、審査終了が7月末となり8月の埋め立て着手となる。

 政府内では土砂の投入は早ければ7月との見方があった。一方で、防衛局は「K4」付近で見つかった希少なサンゴの「ヒメサンゴ」への影響を避けるため、1日当たりの工事量を半分にするなどの措置を取った。これを受けて護岸工事に遅れが生じ、土砂投入が8月中の見通しとなった。

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