沖縄ロック界の伝説「かっちゃん」こと川満勝弘の「最後のコンサート」がロックの日の9日、沖縄市のミュージックタウン音市場であった。ロックバンド、コンディショングリーンで活動を共にした仲間らとステージに立ったかっちゃんは「この素晴らしい世界」などを熱唱、インタビューではライブを「毎年やります」と話し、「最後のライブ」を撤回した。(学芸部・天久仁)

仲間に囲まれ、元気にステージパフォーマンスを披露したかっちゃん(左から2人目)=沖縄市・ミュージックタウン音市場

 派手で奇抜なライブパフォーマンスが売り物だったかっちゃんにもう一度スポットを当てようと、沖縄県ロック協会などが主催した。

 元コンディショングリーンのシンキ(ギター)、宮永英一(ドラム)をはじめ、ウイリー(ベース)、サーミー仲宗根(ギター)らミュージシャンが多数出演し「オキナワンハードロック」の足跡を振り返るライブになった。

 オープニングではメンバー4人が肩車するコンディショングリーン時代の映像が流れ、かっちゃんの全盛期のパフォーマンスが紹介された。

 ステージ中盤、シンキらによるインストルメンタル曲「Akiyuma」の演奏後、かっちゃんは大きな拍手に迎えられて登場。白の衣装でいすに座り、ライブでお気に入りの「ロードハウス・ブルース」を歌い始めると歓声はいっそう大きくなった。

 「この素晴らしき世界」では「夢を見たことあるかい?」「行かねばならぬ。止めるな」などの意味深なフレーズを挟み、「かっちゃん節」は健在。楽しそうな身ぶり手ぶりを加えた「渚のボードウオーク」では笑顔を振りまいた。

 ラストの「ワイルドでいこう」で出演者全員に囲まれたかっちゃん。宮永や県ロック協会の喜屋武幸雄事務局長にマイクを向けられると、真剣な表情で力強く歌い上げた。

 ライブ後は「やっぱり雰囲気があった。楽しかった」と満足そう。「昔のことを思い出した。相変わらずマイペースでいきます」と話し、「(コンサートは)いつもと同じように、毎年やります」と意欲を示した。