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沖縄県知事選:自民、佐喜真氏を軸に人選 「最初から有力だ」

2018年6月20日 08:02

 今秋実施予定の沖縄県知事選に向け、与野党の動きが活発化している。翁長雄志知事(67)の再選立候補が大前提の与党は、19日の県議会で2期目への意欲を探った。知事は回答を避けたが与党からは「力強い答弁だった」と期待の声が上がる。一方、自民党は4、5人に絞り込んだ候補者の中から、宜野湾市長の佐喜真淳氏(53)を軸に最終の人選作業に入っており、候補者の決定に注目が集まっている。(政経部・大野亨恭、中部報道部・勝浦大輔、東京報道部・上地一姫)

3度目の訪米について説明する佐喜真淳宜野湾市長=5月18日、宜野湾市役所

県議会代表質問で答弁する翁長雄志知事=6月19日午前

3度目の訪米について説明する佐喜真淳宜野湾市長=5月18日、宜野湾市役所 県議会代表質問で答弁する翁長雄志知事=6月19日午前

翁長知事は明言避ける

 「会見での撤回明言は2期目への決意だと認識している」。大城一馬氏(社民・社大・結)は代表質問でこう強調し、翁長氏の立候補の意思を確認。翁長氏は「公務を着実にこなし、県民の負託に応えたい」と述べるにとどめ、立候補の意思は明かさなかった。

 ただ、与党幹部は治療中にもかかわらず県議会に出席していることに「知事の公務への意欲は並大抵ではない。今は明言できなくても再出馬への意思は明確だ」と期待を口にする。

 一方、野党からは「この状況で出馬を要請するのはあまりにも酷だ」と冷ややかな声が上がる。

 知事が立候補の意思を明示しなかったことに自民県連幹部は「与党が聞くのであれば、進退を引き出すのが当然だ」と指摘。さらに、この日最初に質問に立った島袋大氏(沖縄・自民)と、大城氏への知事答弁が同じだったことから「与党は知事とコミュニケーションをとれていないのではないか」と皮肉る。

 実際、治療中の翁長氏は日常の公務を制限しており、立候補が可能かは不透明だ。

月内の「決断」に期待

 一方、候補者選考を急ぐ自民県連では、行政手腕や無党派層の支持の強さに評価がある佐喜真氏への期待が高まっている。政府関係者は「最初から佐喜真さんが有力だ」と語り、県連の人選と佐喜真氏の判断を注視し月内の「決断」に期待を寄せる。12日には、与党市議との会合で佐喜真氏自ら、選考委員会から打診を受けていることを明かした。

 ただ、佐喜真氏は本紙などの取材に、「(立候補は)極めて厳しい」と返答したと明らかにした。県連幹部も「後援会や支持者の理解が前提でハードルは高い。政治家としての決断は簡単ではない」と慎重な見方を示す。仮に出馬するとなれば市長後継者の選考も課題となる。

 選考委は仲井真弘多前知事の下で副知事を務めた川上好久氏(64)や高良倉吉氏(70)へも水面下で打診。シンバホールディングス会長で、沖縄観光コンベンションビューロー元会長の安里繁信氏(48)も意欲を示している。

沖縄県知事 翁長雄志の「言葉」

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