胃心地いいね

西表島の隠れ家で味わう、絶妙イカスミ汁そば 竹富町上原「唐変木」

2018年6月23日 08:00

 西表島西部の上原港から車で約10分。木々に囲まれた森の中、隠れ家的カフェで味わう「イカのスミ汁そば」(900円)にハマった。まろやかな舌触りのスミ汁に麺を絡め、たんまり入ったイカや長ネギと一緒に一気にすすると、絶妙なイカのうま味が口に広がり、思わずニヤけてしまう。

イカのうま味を存分に生かした人気の看板メニュー「イカのスミ汁そば」のセット

30周年を迎え、スタッフと一緒に「いつでもゆっくりしてって」と笑顔を見せる店主の奥田伶子さん(右)=竹富町西表島・唐変木

唐変木の場所

イカのうま味を存分に生かした人気の看板メニュー「イカのスミ汁そば」のセット 30周年を迎え、スタッフと一緒に「いつでもゆっくりしてって」と笑顔を見せる店主の奥田伶子さん(右)=竹富町西表島・唐変木 唐変木の場所

 「これがないと帰っちゃうお客さんもいるほどなんですよ」。そう笑う店主の奥田伶子さん(63)のこだわりの逸品は、白イカのうま味を引き出す工夫が満載。豚肉は入れず、使うのはアオリイカだけ。軟骨やワタなどくちばし以外は全て生かし、ほどよく煮詰めて軟らかく仕上げる。

 サラダやご飯が付くセット(1200円)や「イカのスミ汁定食」(1300円)のほか、西表島産ノコギリガザミで作る「カニ汁定食」(2400円)、島のイノシシが味わえる「カマイチャンプル定食」(1700円)と「カマイ汁」(1400円)もお勧め。8種のハーブや野菜を生かしたカレーも人気だ。

 沖縄市出身で、西表島への移住は20代半ばのころ。木工職人の夫武さん(74)と初めて訪れ、島の魅力に取りつかれた。「ゼロからの出発」だったが、飲食店の開業は幼少時からの夢。店は武さんが仲間と共に手作りし、伶子さんは料理にオリジナリティーを出そうと試行錯誤した。

 この6月で創業30周年。伶子さんは「観光地だし、県外の人の口にも合うよういろいろ考えてきたけど、あっという間の30年。これからもお客さんが喜び、ゆっくりしてもらえる居心地の良いお店であり続けたい」とほほ笑んだ。(八重山支局・新垣玲央)

 【お店データ】竹富町上原749。営業時間は午前11時半~午後5時。定休は火曜と水曜。座敷の6席含め約20席。駐車場有り。電話0980(85)6050。

  連載「胃心地いいね」の記事をまとめたグルメサイトの試験版がこのほど、開設された。サイト名は「Dikitoon.com(ディキトーン・ドット・コム )」。2003年の企画開始からの過去記事のうち約250件を掲載。地図検索もでき、現在地から近い飲食店も探せる。利用者の反応を見ながら、改善を続け、完成を目指す。アドレスは https://www.dikitoon.com/

連載・コラム
記事を検索
注目コンテンツ
復帰のエピソードお寄せください
復帰のエピソードお寄せください
日本復帰にまつわる体験や、半世紀を振り返っての思いなどをお寄せください。
SDGs企画「未来へ#いのちを歌おう」
SDGs企画「未来へ#いのちを歌おう」
Kiroro玉城千春さんが沖縄県内の小・中学校を訪ねて、夢、命の尊さを届けます。
不器用トーク・アーカイブ
不器用トーク・アーカイブ
不器用トークのアーカイブページです。毎月1回、まさに今、現場で取材している記者たちが、それぞれのテーマについて熱く語ります。
楽でお得でポイント高し!
楽でお得でポイント高し!
「オール電化」はセイカツをどうカエルのか?護得久栄昇先生がオール電化生活の安心・お得な魅力を探った。
”コトバチカラ”特設サイト
”コトバチカラ”特設サイト
人々を勇気づけるアスリートのコトバを発信している特設サイト
命ぐすい 耳ぐすい
命ぐすい 耳ぐすい
沖縄県医師会の各分野の医師による医療・健康に関するコラム
胃心地いいね
胃心地いいね
沖縄タイムスの各市町村担当の記者が、地域で話題のお店や人気グルメを食べ歩きます。
アクロス沖縄
アクロス沖縄
東京発 各分野で活躍する情熱県人らを紹介
ワールド通信員ネット
ワールド通信員ネット
世界各国の沖縄県系人の話題を中心に、海外通信員が各地のニュースをお届けします
マンガ家大城さとしが行く!沖縄のじょ~と~企業探訪
マンガ家大城さとしが行く!沖縄のじょ~と~企業探訪
おばあタイムスでおなじみのマンガ家・大城さとしさんが長編マンガで沖縄の企業を紹介するシリーズ企画です。