那覇市の波上宮の初代宮司、金武朝芳氏の写真がこのほど見つかり、尚久王を始祖とする「向氏仁淵堂金武御殿門中會」が17日、同宮に写真を奉納した。金武氏は尚久王の直系子孫14世。同宮の渡慶次馨宮司は「沖縄戦で波上宮は燃えてなくなった。写真は大変ありがたい奉納だ」と感謝した。

初代宮司・金武朝芳氏の写真を同會の尚勇顧問(左)と金武朝昭理事(中央)から受け取る渡慶次馨宮司=17日、那覇市若狭・波上宮

 金武氏が宮司を務めたのは1890~1908年まで。同會によると、金武氏の写真は「おそらく生年祝いなどに撮り、親戚に配った」もの。親戚の女性(故人)が戦時中、写真を持って神戸に疎開したため、焼失を免れたという。同會の野村朝生事務局長らが、写真を預かり、写真屋に復元してもらった。

 同宮に飾っている歴代宮司の写真のうち、初代から4代目までが欠けていた。渡慶次宮司は「3、4代目は県外出身だが、2代目は保栄茂朝意氏で県内出身。誰か写真を持っている人がいたらぜひ連絡を」と呼び掛けている。保栄茂氏は1908年から3年間、宮司を務めたという。

 問い合わせは同宮、電話098(868)3697。