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西日本豪雨:沖縄出身者「まさかここまで」 道路寸断、不安なお

2018年7月10日 10:10

 西日本の豪雨被害が拡大する中、各地の情報を収集している沖縄県交流推進課と県大阪事務所は9日、広島や岡山の県人会などに連絡を取り、県出身者に人的被害がないことを確認した。被害を目の当たりした県出身者は、本紙の電話取材に「まさか、ここまで被害が広がるとは思わなかった」と不安を口にした。

豪雨の影響で崩れた道路=8日、広島県広島市安芸区(嘉陽礼文さん提供)

 多数の犠牲者が出ている広島県。広島大学研究員の嘉陽礼文さん(40)=浦添市出身=は7日夜、大雨被害を受けて、急きょ出張先の香川県から広島県に戻った。車で戻ろうとしたが、広島に続く橋は通行止め。不安を抱えながら松山港(愛媛県)から出港するフェリーに乗り込んだという。

 大学の宿舎がある東広島市に戻ると、「戦慄(せんりつ)が走った」。道路と線路は流れ込んだ土砂で遮断され、いくつか横転している車を見かけた。現在、大学は休校中。スーパーに行っても食料はなく、飲料水も手に入らない状態だ。嘉陽さんは「これ以上被害が広がらないでほしい」と話した。

 広島県で沖縄県人会事務局長をしている森根準さん(44)=うるま市出身=は「約250人の会員にSNSなどで呼び掛け、人的被害がないことを確認した」とほっとした様子。一方、県人が多く住む尾道市などで断水が続いていることを説明し、「インフラが早く復旧してほしい」と話した。

 岡山県の被害も大きい。岡山市北長瀬に住む黒島新さん(34)=那覇市出身=は、見慣れた景色の変わりようにショックを受けていた。自宅の被害は免れたものの、近所の川が氾濫して向こう岸の住宅街に水が流れ込み、民家や車が浸水するのを目撃。現在は氾濫は収まったが、周辺の道路は封鎖されているという。

 6日夜には、雨の影響で約20キロ離れたアルミ工場が爆発し、自宅の窓ガラスが揺れた。黒島さんの婚約者の母親は職場に3日間取り残され、倉敷市真備の友人は自宅1階が水没。「雨が降り続く間、気が気でなかった。知人に物資を運びたいが、精神的にも状況的にも落ち着いてからでないと動けなさそうだ」と不安そうに話した。

沖縄在住の広島出身者「支援を」

 沖縄に住む広島県出身者は、ふるさとの被害を心配し、支援を呼び掛けている。沖縄広島県人会の迫幸治会長(63)=広島市出身=は「広島に住む会員の親戚などの被害情報は今のところはないが、停電や断水している場所もあり、心配だ」と話し、約160人の会員らに協力を呼び掛けた。義援金の宛先は、同会のホームページ(HP)やフェイスブックなどで確認できる。

 各企業や団体でも義援金の受け付けが始まった。イオン琉球は9~31日まで、県内イオン6店舗、マックスバリュ29店舗、ザ・ビッグ8店舗で募金を受け付ける。

西日本豪雨 義援金受け付け

沖縄タイムス社は、西日本を襲った記録的な豪雨により被害に遭われた方々を支援するため、義援金を受け付けます。県民の皆さまのご協力をお願い致します。

▽受付期間
7月10日(火)から(午前10時~午後5時。土日・祝日を除く)

▽受付場所
(1)沖縄タイムス社総務局総務部 郵便番号900-8678、那覇市久茂地2の2の2、電話098(860)3548
(2)北部支社 0980(53)3611
(3)中部支社 098(939)1122
(4)宮古支局 0980(72)2034
(5)八重山支局 0980(82)2104

※義援金は現金のみとします。上記へ直接お持ちください。現金書留の場合は本社総務部宛てにお願いします。沖縄タイムス社

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