たった1球で、16歳だった沖縄水産の上原晃(49)は「悲劇のヒーロー」となった。1985年8月18日、第67回全国高校野球選手権3回戦。鹿児島商工と対戦した沖水は、5−3の七回無死一、二塁、1年生の上原をマウンドに送った。押し出しで1点は失ったが、リードは譲らず。九回、最後の守りを迎えた。