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自民「最も戦いにくい相手」 承認撤回、知事選のろし 翁長知事が出馬へ意欲

2018年7月22日 07:07

 11月18日投開票の知事選に現職の翁長雄志氏(67)が出馬の意欲を示していることが明らかになった。翁長氏再選を目指す県政与党は「オール沖縄の再結集を目指す」と態勢づくりを急ぐ考えで、埋め立て承認撤回の判断を機に辺野古新基地建設反対の民意をまとめたい考えだ。一方、県政奪還を狙う自民党からは「一番手ごわい相手だ」と警戒の声が漏れ、翁長氏の健康面や出馬意思を注視する。(政経部・大野亨恭)

(写真右から)翁長雄志氏、佐喜真淳氏、安里繁信氏

「翁長氏しかいない」

 「辺野古新基地建設を止められるのは翁長氏しかいない」。与党幹部は翁長氏を推す最大の理由をこう語った。

 翁長氏は来週にも埋め立て承認撤回を表明する見通しで、最短で8月17日とされる土砂投入を防ぐ考えだ。与党関係者は「撤回によりオール沖縄は『辺野古ノー』で再びまとまる」と語り、撤回が9月の統一地方選やその後続く豊見城、那覇市長選、そして最大決戦の知事選に向けた「強力な起点だ」と語る。

 別の関係者は「撤回に踏み切り、国との裁判が続く中で2期目を放り投げることはあり得ない。翁長氏は政治家として辺野古問題に向き合うだろう」と述べ、撤回判断は翁長氏出馬への「のろしだ」と解説する。

 ただ、与党代表者らが翁長氏との面会を求めているがいまだ実現していない。与党幹部が「本人の体調、出馬への本当の意思は確認しようがない状況だ」と語るように、出馬要請の時期も定め切れていないのが現状だ。

 与党内には「現職が再出馬するのは既定路線で焦る必要はない」との声がある一方、「今更出られないと言われたらオール沖縄は崩壊し、革新勢力は立ち上がれない」との懸念も渦巻く。

「カリスマ性残っているのか」

 「最も戦いにくい相手だ」。翁長氏の出馬意欲を聞いた自民党県連関係者は警戒感を口にした。今秋の知事選では、沖縄振興や基地跡地利用などを前面に出し、辺野古問題の争点化は避ける方針だ。政府との太いパイプがある佐喜真淳宜野湾市長(53)を擁立し、県政奪還を狙う。

 県連関係者は「翁長氏が出れば辺野古新基地建設問題を最大の争点に据えてくる。どれくらい県民が辺野古問題を重視しているのか、翁長氏のカリスマ性がどれだけ残っているのかは未知数だ」と懸念を抱く。

 また、知事選には保守系候補としてシンバホールディングス会長の安里繁信氏(48)も出馬の意思を示しており、候補者を一本化できるかにも注目が集まっている。

沖縄県知事 翁長雄志の「言葉」

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