約20年間、足踏みした泊魚市場の糸満漁港移転を沖縄県漁業協同組合連合会(県漁連)が容認する方針に転じた背景には、消費者の食の安心・安全への関心が高まる中、老朽化が進む施設の衛生面の改善が必要との考えが水産業界に広がったことがある。