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辺野古反対も賛成も「沖縄が好き」 若者、県民投票を対話の機会に

2018年7月23日 13:54

 沖縄県名護市辺野古の新基地建設への賛否を問う県民投票の実現を目指す「『辺野古』県民投票の会」の署名集めは23日が期限。2カ月間、少なくとも100人以上が街頭で署名を集め、若者も多く参加してきた。那覇市の普久原朝日さん(23)は、新基地への賛否を超え、互いに話し合う機会になれば、と願っている。(社会部・岡田将平)

「県民投票は県民が互いに話し合う機会になる」と話す普久原朝日さん=22日、那覇市

 「辺野古県民投票の署名です。よろしくお願いします」。22日、那覇市内で、20代の男女5人が署名を呼び掛けていた。その中に普久原さんの姿もあった。

 那覇市出身で静岡の大学に進学。ツイッターなどで、抗議活動する人たちについて「お金をもらっている」「暴力集団」とするデマに触れるようになった。「自分で見ないとわからない」。夏休みなどで沖縄に帰るとき、辺野古にも足を運び、抗議活動の合間には三線を弾いたり、歌ったりする姿もあると知った。

 今年、大学を卒業して帰郷。4月にキャンプ・シュワブゲート前であった集中行動に参加した。市民らを強制排除する機動隊には同年代らしい人もいた。「機動隊の人だってやりたくてやっているわけではないだろう」。ネット上で記事を書くサービスでその日の体験を伝える文章と写真を掲載し、「沖縄の中で対立するのは良くない」との思いをつづった。

 普久原さんの記事はツイッターで広がった。5月、県民投票の会の元山仁士郎代表から活動に誘われた。「自分にできることをしたい」と思っており、活動に加わった。

 自身は新基地に反対だが、賛成の人の考えも聞きたいと思ってきた。飲み屋で会った男性は「普天間飛行場は危ない」との理由から賛成だった。結論は違っても、「オスプレイは大変だ」という言葉は普久原さんの考えとも重なった。男性は署名してくれ、「おごるよ」と言ってもらうほど打ち解けた。

 県民投票に向けた活動は、基地問題について県民同士が、時間をかけてしっかり話し合うチャンスだと思っている。「根本的に沖縄を好きだという思いは一緒。何かしら分かり合えることがある」と語った。

署名きょうまで

 県民投票の会によると20日現在、条令制定を求めるために最低限必要な有権者の2%に当たる約2万3千筆を超える4万7千筆以上を集めた。期限の23日は、午後5時から那覇市のパレットくもじ前などで署名を呼び掛ける。

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