歌手の安室奈美恵さん(40)が切望した古里沖縄での展覧会開催。2日、沖縄市のプラザハウスショッピングセンターで始まった「namie amuro Final Space」は、安室さんの衣装をまねた熱烈なファンらで埋まり、歌とダンスにささげた安室さんの四半世紀の世界観に浸った。

安室奈美恵さんの展覧会にはオープン前からファンが長い列をつくった=2日午前、沖縄市・プラザハウス(落合綾子撮影)

 「沖縄会場が開幕します」。午前11時、イベントを統括する日本テレビの依田謙一プロデューサーが宣言すると、ファンが歓声を上げて次々と会場内へ。ライブの組み写真が出迎える入り口で感極まり、タオルで顔を覆う姿もあった。

 東京、大阪、福岡を合わせた全国4会場の中でも、沖縄にちなんだ展示が特徴。台風接近で中止になった2012年の幻の20周年凱旋(がいせん)ライブの衣装が初披露されたほか、5月に贈られた県民栄誉賞の表彰状や新聞記事も並ぶ。

 沖縄市の飲食店員大城絹代さん(41)は、1週間前から会場設営の様子を見に来ていたという。「沖縄のファンのため、地元で開いてくれたことがうれしい。安室ちゃんの愛を感じた」と目を潤ませた。

 「25年の歴史を感じられて感動した」と話したのは、沖縄市の会社員又吉友美子さん(39)。友美子さんに車いすを押されて来場した母ヨシ子さん(77)は「かわいいね。元気になりますよ」と笑顔を見せた。