新基地建設に伴う名護市辺野古沖の埋め立て承認撤回に向けた県の「聴聞」手続きを巡り、沖縄県が指定する9日の聴聞を引き延ばさないよう訴える要請書の提出を求める市民たちは8日、午前7時前から嘉手納町の沖縄防衛局に詰め掛けた。要請書を手渡す人数や場所などで防衛局と市民側の折り合いはつかず、午後3時半に双方は決裂した状態で市民は解散した。

 防衛局は午前7時から正面や裏口に民間警備員や局職員で二重三重の壁をつくって立ちふさがり、市民とにらみ合う状態が続いた。午前8時半には市民約70人が正面玄関や裏口近くで出勤する局職員に抗議した。

 防衛局は50代の男性職員が市民側ともみ合いになって右小指と左肩などに全治1カ月のけがを負ったと発表。一方で市民は抗議中の男性が警備員に投げられて、手の指に全治2週間のけがをしたと訴えている。