【クリッシー悦子通信員】沖縄をテーマに「Japan Festival Chicago 2018」がこのほど、米国シカゴ市内のフォレストビュー教育センターで開催された。伝統のある祭りだが、今年から趣向を変えて日本の一地域に焦点を当てることになり、初回は地元で活動が活発な県人会があり豊富な文化、芸能を持つ沖縄を選んだという。

沖縄の文化を一つの演目に構成した企画が観客を魅了した=米シカゴ市内

 伊藤直樹シカゴ総領事は開会式で「沖縄は今やハワイを超える観光客が訪れ、沖縄の文化芸能は日本の中でもユニーク。県人会は50年以上の歴史を持つ。この祭りで沖縄の文化を紹介できることを誇りに思う」とあいさつした。

 会場には首里城の大きなパネル、獅子舞のシーサー、シカゴ県人会やミシガン県人会による陶器、染織などの伝統工芸品や民芸品、写真や観光案内などが展示され沖縄色であふれた。

 シカゴ県人会の米子ケーブルさんらのグループによる歌と三線、太鼓グループによるエイサー、琉舞、米国志道館シカゴ支部長の宇座祐次郎さんらの空手演武、聖マタイルーテル幼稚園の園児や卒園生によるエイサー、その父母や教師らによる沖縄の獅子舞など多彩な演目が披露された。

 ハイライトは「琉球への誘い」と題し、沖縄の芸能を一つの叙事詩のように表現した30分の総合演目。三線演奏、かぎやで風、空手と続き、「ダイナミック琉球」の曲に合わせて大太鼓、締め太鼓、パーランクーによるエイサー。「海の声」の曲に合わせて四つ竹の琉舞、最後は獅子2頭がフィールド狭しと踊り、斬新な試みが観客の注目を集めた。この企画は同幼稚園職員の八巻希(みのり)さんを中心に進め、沖縄から「龍神伝説」の上江洲安秀総長がシカゴを訪れ舞台の構成、指導に当たった。

 県人会副会長で民間大使の郁子ニコラスさんは「いろいろな方々の協力があって成功した。ご支援に心から感謝したい」と述べた。