100回の節目を迎えた全国高校野球選手権大会で、複数の高校が応援に県産ソング「ダイナミック琉球」を取り入れている。もともと、沖縄県内の高校スポーツの応援に使われていたが、全国的な注目を集めたのは昨年夏。那覇市出身の仙台育英(宮城県)の選手が、甲子園のアルプスで独唱する姿が動画サイトにアップされるなどして、人気に火が付いた。(小笠原大介東京通信員、社会部・大門雅子)
「海よ 祈りの海よ 波の声響く空よ」。平田大一さん作詞、イクマあきらさん作曲のダイナミック琉球は、こんなフレーズで始まる。応援で使う場合、アカペラでソロを聴かせて合唱へとなだれ込むパターンが多い。壮大な歌詞とダイナミックな構成が受けて、ここ数年、会員制交流サイト(SNS)などで応援動画が拡散されている。
那覇市立石田中学校から高校野球の強豪・仙台育英に進んだ前武當大斗(まえんとう・ひろと)さん(19)=現・城西国際大1年=は1年前、甲子園で独唱を響かせた。
「沖縄の歌だからお前が歌えと周りに言われて、何度も動画を見て練習した。最後の夏はベンチに入れなかったけど応援で貢献できたと思う」と振り返る。
今夏は大阪桐蔭や沖学園(福岡)などが同曲を採用し、聖地の熱戦を後押ししている。
2010年に甲子園春夏連覇した興南メンバーでアマチュア野球の応援歌に詳しい福元信太さん(25)は、現在の傾向について「SNSで一気に火が付く。ひと昔前は、九州大会で見た応援を沖縄の高校が県内に持ち帰って広まることもあったが、今は全国に浸透するのがものすごく速い」とみる。
高校時代、選手の特徴に合わせて選曲をし、応援団を率いた福元さん。「応援歌はグラウンドの選手やベンチに入れなかった部員らをつなぎ、一体感を生む。野球には流れがあり、それを引き寄せる力が応援歌にはある」と魅力を語った。












































































