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米軍ヘリ周辺に漁船3隻 漁業権の水域内で訓練 読谷村が防衛局に抗議

2018年8月21日 07:56

 沖縄県読谷村沖合で17日夕、米海軍のMH60Sヘリ2機が兵士のつり下げ訓練をしていた問題で、田島利夫副村長らが20日沖縄防衛局を訪れ、訓練が提供訓練水域内でなく、漁船が日常的に行き来する村漁業協同組合の共同漁業権が設定されている水域で実施されていたと抗議した。訓練と同時刻に周辺で漁船3隻が操業中で、村漁協の聞き取り調査に漁師の一人は「ホバリングの波風を受けるほど近く、ものすごく怖かった」と話したという。

米軍ヘリの訓練位置

 金城肇漁協組合長によると、訓練現場は都屋漁港から約1キロの水域で、水産・観光資源として活用され、多くの観光客でにぎわう大型定置網の漁場や、ジンベエザメのいけすにも近い地点。米側から防衛局や村に事前の通知はなかった。

 田島副村長らは「多くの利用者の生命や財産を脅かす」と強く抗議し、提供区域外での訓練の一切の廃止を強く求めた。

 同村では昨年10月にも同様の訓練が実施されて村が再発防止を求めた経緯があり「防衛局に何度抗議しても、米側には何ら改善が見られない。日本側の交渉力が弱いのか、と感じざるを得ない」と指摘した。

 防衛局の伊藤晋哉企画部長は「(訓練ヘリが)外来機だったからではないか」との見立てを示した上で、文書で米海軍に対し「周辺住民や漁業者への不安を与える訓練に十分な配慮を強く求め、外来機にも周知徹底するよう申し入れた」と説明。米側からは「安全には十分配慮したが、不安を与えたとしたらおわびする」との回答があったと説明した。

 

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