昨年、27年ぶりに全国ワーストを脱却した沖縄県内の交通人身事故に占める飲酒絡みの割合が、再び最下位に転落しそうな危機的状況だ。沖縄県警交通企画課によると、今年7月末現在の飲酒絡みの人身事故の割合は1・95%で全国ワースト。全国平均の0・8%を大きく上回っている。県警は飲酒の機会が増える23日からの旧盆を前に「飲酒運転はウヤファーフジ(ご先祖様)も許さない」と呼び掛けている。

 県内で今年7月末までに起きた交通人身事故は2456件。うち48件が飲酒絡みで、死亡事故も1件あった。

 今月1~20日に飲酒運転で摘発されたのは188件で、昨年同期に比べ103件増加。例年、飲酒の機会が多い旧盆は摘発も増えるため、県警は期間中の取り締まりを強化する。

 呼気1リットルあたりのアルコールが基準に達しなかったために、かろうじて取り締まりを免れるドライバーも。交通捜査幹部は「『ビール1杯しか飲んでいない』という耳を疑う言い訳も多い。故意でなくても二日酔い運転になるケースもあり、飲み過ぎないように注意して」と説く。

 県内の交通人身事故に占める飲酒絡みの構成率は昨年、統計を取り始めた1990年以降初めて全国ワーストを脱却し、最下位から4番目に改善していた。