旧盆で帰ってきた先祖の霊をグソー(あの世)に送る「ウークイ」が25日、沖縄県内各地で行われた。家族や親戚が集まり、重箱料理などのお供え物が所狭しと並んだ仏壇の前で、親族の健康と来年の再会を願い、手を合わせた。

ウークイで、仏壇に向かい手を合わせる上原武さん(左)と親族=25日午後、糸満市糸満(下地広也撮影)

 糸満市糸満の上原武さん(70)宅では、午後8時ごろからウークイが始まり、県内外から集った親族38人がそろって「ウートートー」。先祖があの世で苦労しないように、冥銭のウチカビと供え物の三枚肉やサーターアンダーギーなどの「お土産」を燃やした。

 武さんは「いつも見守ってくれてありがとう。みんなが健康で幸せになるように応援してください」と10年前に亡くなった父や祖先に祈った。

 武さんのきょうだいの孫となる沖縄市立美原小学校5年の誠真君(11)は「レントゲン技師になりたいので、夢が実現できるように見守って」と、仏壇の前で真剣な顔で手を合わせた。