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沖縄平和賞に日本国際ボランティアセンター 世界11カ国で人道支援

2018年8月28日 12:43

 沖縄と関わりの深いアジア太平洋地域の平和の構築・維持に貢献する個人・団体に贈られる第9回沖縄平和賞に「日本国際ボランティアセンター(JVC)」(東京都)が選ばれた。26日、同賞委員会が発表した。アジア、アフリカ、中東、日本の11カ国で、農村の暮らしの支援や紛争地での人道支援などの活動を行い、「平和・非暴力の実現」を体現したと評価された。

アフガニスタンの子どもたちと日本国際ボランティアセンターのスタッフ(日本国際ボランティアセンター提供)

 JVCは1980年、インドシナ難民の支援をきっかけに発足。東南アジアで加工品作りや野菜作りの研修などを通し、住民の暮らしを支えてきた。また、アフガニスタンやイラクでは医療などの人道支援を行い、日本国内でも2011年の東日本大震災の被災地の復興支援に関わってきた。援助に生かそうと日本政府などへの政策提言や講演活動もしてきた。JVCの長谷部貴俊事務局長は「声を出せない人の声や暮らしの状況を代弁したい」と語る。

 長谷部事務局長は2005年から7年間はアフガニスタンを担当し、たびたび現地で活動。その後、沖縄を訪問した際には、基地の集中する光景がアフガニスタンの軍関係の施設と重なったという。「国の枠組みでの安全保障よりも、個人がどういう風に安全な暮らしを営んでいくかという『人間の安全保障』という視点が日本でも世界でも大切」と訴える。

 沖縄平和賞は2年に1回選考し、今年は23件から選考委員会が決めた。JVCには寄付を元に副賞として1千万円が贈られる。10月23日に那覇市内で授賞式がある。

 
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