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婚礼写真を豪雨被災地の力に 沖縄の写真スタジオ「義援金付きプラン」

2018年8月31日 19:29

 人生の節目にいる2人の笑顔を被災地の力に-。フォトウエディングを手掛ける「スタジオ・シエロ・イ・マーレ」(沖縄県読谷村高志保、平岩浩貴代表)が、撮影料金の一部が西日本豪雨の被災地に寄付される「義援金付きプラン」を販売している。8月の販売開始後、既に北海道から九州まで県外カップルを中心に6件の申し込みがあり、問い合わせも相次いでいるという。(中部報道部・篠原知恵)

義援金付きプランで撮影した佐藤亮太さん(右)、岩沢愛さんの写真=20日、読谷村高志保(スタジオ・シエロ・イ・マーレ提供)

カップルに撮影のポーズを伝えるスタジオ・シエロ・イ・マーレの平岩浩貴代表=20日、読谷村高志保の体験王国むら咲むら

義援金付きプランで撮影した佐藤亮太さん(右)、岩沢愛さんの写真=20日、読谷村高志保(スタジオ・シエロ・イ・マーレ提供) カップルに撮影のポーズを伝えるスタジオ・シエロ・イ・マーレの平岩浩貴代表=20日、読谷村高志保の体験王国むら咲むら

 義援金付きプランは、ドローンを活用したビーチや体験王国むら咲むらでの琉球の街並み、チャペルなどの撮影170カットで計10万8千円。衣装やヘアメーク代も込みで、うち2万円が日本赤十字社を通して被災地へと届けられる。義援金2万円分を差し引いたプランより特典を充実させた。

 名古屋市出身の平岩代表は2000年の東海豪雨に遭い、道が冠水して当時の職場に缶詰めになった経験がある。自宅はほぼ被害を受けなかったが、周辺がそれまでと一変した衝撃は今も鮮明に記憶に残っている。今年7月の西日本豪雨発生後、ボランティアに駆け付けたかったというが、フォトウエディングの繁忙期で身動きが取れなかった。「沖縄の小さなスタジオでも役に立てること」を考え、義援金付きのプランを思い付いた。

 平岩代表は「お客さまにとっても人生の節目に社会貢献ができれば、その後の2人の人生に大きな何かを残すことができるのでは」と語る。

 来年2月に結婚式を控える佐藤亮太さん(32)=東京都=、岩沢愛さん(26)=埼玉県=のカップルは20日に義援金付きプランで、前撮りを終えた。沖縄は初めてという岩沢さんは「被災地のニュースで何かできることはないかと心を痛めていた」と話す。さまざまな業者を候補に挙げるなかで「せっかくなら」と義援金付きプランを選んだといい「写真を通して少しでも被災地の力になれればうれしい」と語った。

西日本豪雨 義援金受け付け

沖縄タイムス社は、西日本を襲った記録的な豪雨により被害に遭われた方々を支援するため、義援金を受け付けます。県民の皆さまのご協力をお願い致します。

▽受付期間
7月10日(火)から(午前10時~午後5時。土日・祝日を除く)

▽受付場所
(1)沖縄タイムス社総務局総務部 郵便番号900-8678、那覇市久茂地2の2の2、電話098(860)3548
(2)北部支社 0980(53)3611
(3)中部支社 098(939)1122
(4)宮古支局 0980(72)2034
(5)八重山支局 0980(82)2104

※義援金は現金のみとします。上記へ直接お持ちください。現金書留の場合は本社総務部宛てにお願いします。沖縄タイムス社

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