沖縄県地域保健課は3日、性行為などで感染する梅毒の患者が県内で増加しており、今年は8月31日時点で47人(男性39人、女性8人)に上り、感染症法が施行された1999年以降で最多だった2017年の43人を上回ったと発表した。30代が16人で最多で、20代が13人と続いた。46人が性的接触による感染で、1人は不明だった。

(資料写真)夜の繁華街

梅毒患者の発生状況

(資料写真)夜の繁華街 梅毒患者の発生状況

 全国的にも10年以降増加しており、17年は5820人で過去最多だった。同課は、不特定多数との性行為を避けるよう注意を促し、医療機関や保健所で検査を受けるよう呼び掛けている。県内の保健所では予約制で無料・匿名で検査を受けることができる。

 梅毒は、梅毒トレポネーマという細菌による感染症。性的接触や血液感染、母子感染があるが、現在はほとんどが性的接触による感染という。

 感染後3~6週間程度の潜伏期間を経て、さまざまな症状が順次現れる。しこりやリンパ節の腫れ、全身の皮膚や口腔(こうくう)内の発疹などの症状が出たり消えたりしながら、心臓や血管系の症状、手足のけいれん、体のまひなどに進行。妊娠中の女性が感染すると、胎児への影響が出る原因となる。

 また、今年のHIV患者・エイズ患者の届け出数は8月31日時点で14人(HIV10人、エイズ4人)となっている。男性が13人で女性は1人。昨年1年間は計31人だった。