【山内紫織ハワイ通信員】米ハワイ県系人らの悲願だった「ハワイ沖縄プラザ」が3日(日本時間4日)、現地で落成した。構想から10年余りを経たビッグプロジェクトの成功に関係者らは喜びをかみしめ「幾世までぃん(いつの世までも)」と将来にわたる沖縄の心や文化の継承に期待した。

県内の個人や企業、団体から寄せられた募金が1億円を達成したことを報告するハワイ沖縄プラザ建設募金推進本部の関係者ら=3日、ハワイ沖縄センター(沖縄ツーリスト提供)

 プラザはハワイ沖縄連合会の活動拠点、ハワイ沖縄センターに隣接した2階建ての商業ビル。

 同連合会のコートニー・タカラ会長はプラザの落成に「次世代にウチナーンチュでいることはどういうことかを伝え、継承していくことができる」と力を込めた。

 プラザの設計・建設費約7億円のうち、1億円は県内から寄付を募った。

 約5年前から資金造成に奔走したハワイ沖縄プラザ建設募金推進本部は、ハワイの移民1世らが戦後の荒廃した沖縄を支援するため、衣類や豚などの物資を贈った歴史を伝え「恩返しをしよう」と協力を呼び掛けた。

 募金活動を牽(けん)引してきた沖縄ハワイ協会の高山朝光会長は「戦後はハワイの県系人に大変お世話になった。550頭の豚を受け取った沖縄の人々の感謝の気持ちとチムグクルが1億円の寄付へとつながった。ハワイと沖縄がますます連携を深め、発展してほしい」と願った。