平和を望む女性の思いを題材にした新作組踊「越来真鶴姫(ごえくまづるひめ)」が9日、那覇市のタイムスホールであり、情愛や野心が交錯する物語が描かれた。

戦乱の世を生きた女性の数奇な運命を描いた新作組踊「越来真鶴姫」=9日午後、那覇市・タイムスホール(崎浜秀也撮影)

 沖縄タイムス社主催、県立芸術大学琉球芸能専攻OB会共催。

 同公演は沖縄タイムス社創刊70周年とタイムスホール開館5周年記念「響演KYOEN」の一環で、若手実演家たちが「護佐丸・阿麻和利の乱」を下敷きにした創作を披露。

 男性たちの忠義心や野心が衝突する中、家族を思う女性たちの心情を描写。戦乱の世に埋もれていたはずの平和を願う心を伝えた。

 主演と脚本を務めた喜屋武愛香さんは「上演を終えてほっとしている。この作品を育ててくれた仲間たちに感謝したい」と語った。