【小橋川慧通信員】国際的奉仕団ロータリークラブ最大イベントの国際大会がこのほど、カナダのトロント市で開催された。175の国・地域から参加した約2万人の中に、沖縄の約30人もいた。そのうちの1人、新本博司さん(ドリームサポート沖縄取締役)の要望で、トロント在住の沖縄県人と話し合う夕食会がダウンタウンにある居酒屋「ぐうう」であった。

吉村規亮さん(中段左から3人目)新本博司さん(同4人目)を囲んで盛り上がった夕食会=カナダ・トロントの居酒屋ぐうう(久高史也さん提供)

 世話役でラーメン店を経営する上地耕太さん夫妻、若者10人、那覇ロータリークラブの吉村規亮さん(新沖縄重布取締役)が出席。話し合いは弾んだ。

 来加9年目の国場めぐみさん(沖縄市)は、カナダのダンス界をリードするトロント・ダンスカンパニーの主要メンバーに成長。17~18年度は、カナダだけでなくコロンビアの都市でも公演した。4人の仲間との作品は、本年度のアンサンブル最優秀賞にノミネートされたという。

 6年目の金城礼華さん(うるま市)は「トロントでもう少し美容師としての腕を磨きたい」と話した。

 久高史也さん(うるま市)はトロントで働き、地域の人と交流した。友人が西海岸にドライブするのに便乗して大陸を横断し、カナディアンロッキーを満喫してから米ロサンゼルス経由で日本に向かう、若者らしい帰沖計画を披露した。

 若者らの話を聞いた新本さんは「沖縄の海外雄飛の伝統が生きていることを実感した」と感慨深げ。「沖縄に帰ったら沖縄の自立に目を向けてほしい。沖縄は自然素材に恵まれている。そういった長所を見つけて育ててほしい」と期待した。

 新本さんと吉村さんは沖縄の貧困問題にも取り組んでいる。比嘉亜希乃さん(読谷村)ら参加者は「ロータリークラブの国際大会のおかげで2人に会えた。2人の取り組みに感動した。若い世代へのアドバイスをいただき感謝している」と述べた。