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市政点検 宜野湾市長選(3)待機児童対策 保育所増、改善の兆し

2018年9月13日 06:00

 若い世代を中心に人口増加が続く宜野湾市では、子育ての問題も大きな課題の一つだ。

9月1日に宜野湾市大山で開所したあっぷる保育園。10月に大謝名でも保育所が新設される=6日、宜野湾市大山

 市の認可保育所に入所を希望しても入れない待機児童数は、2015年4月で県内2番目に多い350人で、全国的にも高水準だった。市は保育所施設を拡充。15〜17年度で15施設増、827人の入所定員を増やした。待機児童数は18年4月には99人まで減り、改善傾向にある。

 本年度は9、10月に2施設が新しく開所。さらに2施設で建て替え、増改築があり、4月現在の待機児童99人の解消が見込まれている。だが、親の就労や子の出生状況の変化などから、来年4月で待機児童がゼロになるかは不透明だ。

 さらに、市内保育所経営者によると、0〜2歳児の定員は埋まるが、3歳児以上の定員に空きが見られるなど「ミスマッチ」もあるという。定員に満たなければ運営自体が厳しくもなる。地域ニーズに合わせた保育所の設置など適切な措置が求められる。

 また、放課後児童クラブ(学童保育)の待機児童問題もある。統一された基準がなく、各市町村で調査方法に違いがあるため比較が難しいが、昨年の市の待機児童数は県内最下位の212人だった。今年4月までに国の補助金も利用した民間クラブを10施設増やし、5月1日現在で99人まで減った。

 待機児童はいるが、施設定員には空きがあるという。保育所同様に地域ニーズが見えづらく、需要とのずれがある。市内の全44施設のうち民間が40施設だ。公設の月額約5千円に対し民間は約1万円。施設家賃や送迎費負担で利用料が高くなる傾向があり、学童を利用したいのにできない理由の一つとされる。

 小学校の各校区に一つは設置が望ましいとされる児童センターは、市内9校区のうち普天間、嘉数、はごろも小の3校区で予算や場所の確保ができず、整備できていないのが現状だ。(宜野湾市長選取材班・勝浦大輔)

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