沖縄県病院事業局(我那覇仁局長)は10日、重い心臓病の治療のため渡米し、2015年に心臓移植手術を受けた北谷町の高校2年生、松島良生(らい)さんを支援してきた「らい君を救う会」(新垣次男共同代表)から、県立南部医療センター・こども医療センターへ6236万7367円の寄付金を受けたと発表した。

南部医療センター

 我那覇局長は「非常に多額の寄付金に感謝したい。使途は検討中だが、子どもたちに提供する医療の向上に役立てたい」と話した。

 良生さんは、移植手術前に同センターへ入院し、治療を受けていた。同局によると、良生さんは現在、服薬して経過観察をしながら高校に通っているという。

 救う会は、渡航手術費用を賄うため、14年8月に発足し、目標額を8千万円余り上回る約2億9700万円の募金を集めた。手術後、良生さんの経過が安定するまでの約3年間は使途を凍結するとした同会則に基づき、同期間が経過した今年8月に同センターへ寄付した。

 同会は、15年11月に当時、心臓移植手術を必要としていた翁長希羽(のあ)ちゃんを支援する「のあちゃんを救う会」にも4千万円を寄付している。